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ううむ、ここらでひとつ、

 

と重たい腰をあげて、家族の写真のアルバムを整頓しました。

 

サイズもバラバラで、

粘着シートの台紙に貼るタイプのアルバムが20冊近く発掘されまして。

長年置いていたせいで、カビも生えたり手に取るのもちょっと…

という困ったことになっていたのをレスキュー。

 

ドライヤーで少しだけ台紙の糊を緩めて、

カッターとピンセットを使ってシワにならないように、

ぺりぺりとはがす地味な作業をやりとげた。

 

いや、大変であった。

 

容積が1/3位になったうえに手に取りやすくなって、やってよかったなあ。

 

今、とてもすがすがしい気持ち。

 

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今回、買い揃えたアルバムLサイズの写真が3段×2列入るもの。

 

最初と最後に、大型のポケットがついていたので、

L版からはみ出た写真たちの整理用に厚手の紙を買って、

ポケットの大きさの27cm×27cmにあわせてカット。

 

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いやあ、よくできてるなあ…と感心しちゃったんですが、これがまた

修学旅行で配られる大きな集合写真が縦に2枚、パノラマ写真がぴったり3枚貼れて、

はみだしものの困りものたちがみるみる行き場を見つけていく様にいちいち感動しちゃう。

 

台紙に直接貼ると、後で痛い目に合うなーと体感したので、

コーナーシールを買ってきました。

四隅を滑り込ませるだけだから傷もつかなくて、いい感じ。

 

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どうしていいかわからないから、何年も放って置いた、という白黒写真も。

 

フィルムのベタ焼きや、まちまちな幅の写真の縁の白い枠を眺めながら、

ああ、暗室でひとつひとつプリントしていたんだなあ…と。

 

いや、当たり前なんだけですけれども。

 

現像して、フィルムから印画紙に焼き付けて。

手作業が見え隠れすることで、写真を残したいって気持ちが、流れ込んできちゃって、

エモーショナルモードです。

 

今となっては写ってる人が誰かも分からなくなっちゃったけれど、

家族にとっての、誰か大切な人なわけで。

 

ああ、日本のおじいちゃんがまだ生きてくれていたら、

聞きたいことが山ほどあるなあ。

 

聞けるものなら、家族のアルバムを開いて写真を眺めながら、これは誰?

っていっぱい質問したらいいと思う。

 

ずっと一緒にいる家族でも、聞いてみると意外と知らない話、

いっぱい聞けると思います。

 

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そういえば、厚手のちょうどいい色合いの紙は、銀座の竹尾見本帖 at Itoyaで買いました。

紙を持って帰る際、ラッピングして取手をつけてくれるのもかわいいです。

 

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Illustration by Kumiko Emoto / Design by Moskitoo